嫌なことがあった時は暗い気分になり、
色んな感情が湧いてきて心がざわざわしたり、
憂鬱な気分で何もしたくなくなったりします。
私の場合はそんな嫌な気持ちから逃れるために
現実逃避をして、本当はやりたかったことをやらずに、
後々、自己嫌悪におちいるという事を繰り返しています。
こうしたことは自分に限ったことではないようです。
いわゆる成功者と言われる人も心が乱れる瞬間はあるそうですが、
その時に自分の感情をコントロールすることで、
やっている事を継続し、活力溢れる状態を保っています。
macやiphoneを世に発表し、アップルを今の地位にまで押し上げた
スティーブジョブスも精神的に不安定なことがあったそうです。
伝記である『スティーブ・ジョブズ』を読むと、
人間関係で衝突したり、自分探しにインドに行ったり、
薬物に手を出したり、自分で立ち上げた会社をクビになったり、、、
様々な大きな体験をしています。
そんな彼は禅の思想に傾倒していて、瞑想も生活に取り入れていたことは有名な話です。
禅については以下で書いていますので、
禅がどのようなものなのか気になったら参考にしてください。
http://uzuzbaster.com/2023/01/03/しんどい時の気分転換 ー 禅を知って落ち着き/(新しいタブで開く)
今回は瞑想とはどのようなもので、メンタルがしんどい時にどのような効果がありそうか見ていきます。
■瞑想とは
瞑想で辞書を引くと
「目を閉じて静かに考えること。眼前の世界を離れてひたすら思いにふけること。」
と書かれています。
私がイメージするのは座禅で、
静かなところに座り、リラックスした状態で考え事をするイメージでした。
そのイメージは当たってるとも、ハズレとも言えなくて、
様々な瞑想の種類があるそうです。
ただ、考え事をするというよりは、
今の自分自身のみに集中して、ただ呼吸をする事を意識する、
というものがほとんどのようです。
瞑想は数千年前から行われていて、インドやパキスタン周辺で起こったインダス文明の
遺跡からも瞑想のようなものが行われていたことが分かっています。
紀元前500年にブッダが悟りを開いた時に行っていたのも瞑想と言われていて、
古くから宗教と結びついて、行われてきたものなんですね。
瞑想自体は昔からありましたが、瞑想という言葉は明治時代に英語のmeditationを翻訳する際に、
仏教用語を避けて翻訳されたことから広まった言葉で、
あまり馴染みのない言葉だったそうです。
今では瞑想は世界各地で行われ、
アメリカのアップルやグーグルは瞑想プログラムを取り入れるなど、
注目が高まっています。
具体的なやり方は色々あるようですが、
以下のサイトを参考にさせていただくと、
ろうそくを見つめたり、横になってリラックスしたりしています。
自分のやりやすいやり方を探してみるのが良いですね。
■どのような効果があるのか
では瞑想にはどのような効果があるのでしょうか。
やり方同様に色んな効果があるようですが、
大きいのは「集中力向上」と「不安解消」の2つにまとめられると思います。
・集中力向上
今の自分と向き合う事で、雑念を振り払われ、集中力が向上する。
最近マインドフルネスという言葉がよく聞かれるようになりました。
マインドフルネスは「今、この瞬間」に集中して、
雑念や先入観、ストレスを締め出す心の状態をいいます。
余計なことや、今考える必要のない事を取り除き、
自分が今やるべきことに専念することで、物事への集中力が上がっていきます。
・不安解消
瞑想することで一旦、無の状態になります。
それで嫌な気持ちがなくなるわけではないですが、
一回リセットすることで、その嫌な問題に対して俯瞰的に見ることができたり、
自分を客観視できることで、少し気持ちが軽くなります。
ストレスがたまるとどうしても目先のことにとらわれ、
視野が狭くなりがちです。
本当にこんなに悩む必要あることなんだっけ?
と自分に問いかけることで、少しでも前向きになれたらいいですよね。
そのきっかけとしてまずは瞑想してみることで、
その問いかけの効果も変わってくると思います。
■終わりに
瞑想って言っても定義もやり方もフワッとしているんですね。
自分なりに効果が大きいものを見つけていく必要があります。
大事なのは今の自分に集中し、一旦無になることだと思います。
オンライン授業や在宅勤務が当たり前になり、
どうしても切り替えが難しくなっている昨今、
自分のメンタルを管理していく方法として最適ですね。
お金もかからないですし、とりあえずやってみるのが良さそうです。
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