辛い時の気分転換 ー 名言を調べる

日々の生活の中で誰しもへこむことはあると思います。
それは仕事でしょうもないミスをしたせいだったり、
些細なことで仲良い友達と微妙な関係になったりなど、
様々な原因がありますよね。


私はたくさんの人がいるところに行くと、
この人たちの中には今を全力で楽しんでいる人もいれば、
今まさにへこんでいる人もいるのかもしれない
と考えてしまいます。


多くの人が落ち込んだり、悩んでいるということは、
恐らく自分が抱えている悩みも他の人や、
歴史上の人が悩んで向き合ってきているはずです。
そんな他の人の言葉でも名言と呼ばれる言葉を見たら、
刺さるものがあったりするのではないかと思います。


そう思ったので、ここでは自分が調べた中で
刺さったものをいくつかピックアップします。


人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見ればコメディだ。
Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.

チャールズ・チャップリン

喜劇王とも言われたチャップリンの言葉を1つ目に選びました。
今辛くても、後から振り返れば良い思い出になる、
という言葉を俳優らしい言い回しで表現されています。


正直、今辛い人にとっては先のことなんてどうでも良くて、
それどころではないんですが、
その辛いこともゆくゆくは終わりがくる、
というのが希望であることは変わりないとおもいます。


調べてみるとチャップリンの言葉は数多く残されています。
どれも説得力があり、引き込まれます。
色んな役を演じてきた人からすると、
より色んな人生を考えてきてるからかもしれませんね。


どんなに悔いても過去は変わらない。どれほど心配したところで未来もどうなるものでもない。今、現在に最善を尽くすことである。

松下幸之助


これも「そんなこと分かってるよ!」という言葉ですが、
でも全くその通りなんですよね。
大きな失敗をしたとしてもその結果は変えられない、
だから今、最善を尽くしましょう。
将来の漠然とした不安を抱えていても仕方ない、
だから今、最善を尽くしましょう。


仕事で成功している人はそうなんだろうと思います。
パナソニック創業者の言葉だから、よりそう思ってしまいます。


私がこの言葉を選んだのは、強いメンタルを持ちましょう、
という思いで選んだわけではありません。
どうしたって後悔や不安は無くなりません。
そんな時に少しだけ心を楽にしてくれる言葉なのではないか、と思っています。


親切にしなさい。あなたが会う人はみんな、厳しい闘いをしているのだから。
Be kind, for everyone you meet is fighting a harder battle

プラトン

悩みの多くは人間関係らしいので、自分の周りの人に対して、
不満があったり、イライラすることがあると思います。


でもその人達も様々な境遇にあって、様々な思いを抱えて生きています。
その人たちに親切にというか、寄り添ってみるのは素敵なことではないでしょうか。


いや、あいつはただただ性格が悪くて、楽したいだけだとか、
どう考えても辛いわけない、
自分の方が損な役回りで苦労してる、と思うかもしれません。


でも見えないところで相手も苦しんでいるかもしれない、
って考えたら、その人に敵対するのではなく助けてあげたら、
格好良い自分になれるかもって思います。
嫌な奴に対して、ケチな態度をとってしまったり、
裏で文句言ったりしても格好良くはないです。


古代ギリシャの哲学者の言葉なので、当時はもっと物事はシンプルだったかもしれません。
でも複雑な現代でも共通して、共感できると思います。


雲の向こうは、いつも青空
There is always light behind the clouds.

ルイーザ・メイ・オルコット

これはただただ素敵だったので選びました。
絶対他の誰かも言ってますけど、翻訳がすごい良いですね。
若草物語を書いたアメリカの小説家の言葉です。


心が曇ることってありますよね。
時期的なものだったり、もともと曇りが多い国のようにそれがデフォルトだったりします。
天候の曇りはいずれ晴れます。
一方で人の心は勝手には晴れなかったりしますし、
自分でコントロールしていくものなのだと思います。


曇っていてもその向こうには晴れているように、
しんどい時にも雲を取り除けたら、晴れやかな気持ちになるはずです。


■まとめ

名言ってたくさんあるけど、刺さるものってそんなに多くないんですよね。
その時の状況次第だったりしますし。


そんな中から今の自分に刺さった言葉を選んでみました。
まだまだあるんですけど、これ以上並べ立てると一個一個の重みがなくなりそうなので、
調べるのをやめました。


字面だけ見ると全然刺さらなくても、その名言を言った人の生い立ちや
立場やシチュエーションを知っていると、
全く別の意味が浮かび上がってきた、ということもありました。
チャップリンのことなんて、面白い映画俳優くらいにしか思っていなかったですが、
別の側面がたくさんありました。
それを知ることで、言葉の見え方が変わってくるということが分かりました。


言葉に重みを持たせるのは、その言葉を使う人間なんだということを再認識しました。
私が名言を誰かに言えば、誰かに刺さるというわけではない、
ということを心に留めておきます。


以上です。

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