【ショートスリーパーって結局なれるの?】睡眠を削っても大丈夫なのか調べてみた

体験談・生活編

はじめに

はやとはスマホを眺めながら、何やら計算をしていました。

はやと
はやと

1日って24時間しかないんだよなぁ……。

ゆりか
ゆりか

急にどうしたの?

はやと
はやと

いやさ。
仕事して、帰って、ご飯食べて、お風呂入って。
ちょっとYouTube見たりゲームしたり、
本読んだりしてたら、もう寝る時間じゃん?

ゆりか
ゆりか

まあ、普通に生活してたらそんな感じになるよね。

はやと
はやと

でも8時間寝るとしたら、
人生の3分の1くらい寝てるってことでしょ?
もし睡眠が3時間で済んだら、毎日5時間増えるじゃん!
積んでるゲームや本を消化して、時間あれば資格の勉強もやれるし。。

ゆりか
ゆりか

資格の勉強は時間あっても疑わしい笑

はやと
はやと

しかも1日5時間増えたら、1年で1825時間。
24時間で割ったら……
約76日分だね。
1年のうちで、2か月半も使える時間が増えるじゃん!!
ショートスリーパー最強なのでは!?

ゆりか
ゆりか

そう考えたくなる気持ちは分かるけどね。
でも
睡眠を5時間減らしても、起きている時間の性能がまったく変わらない
っていう説もあるんだよ。

はやと
はやと

……。
確かに眠いと頭働かないもんね。


① そもそも、なんで人間はこんなに寝るの?


はやと
はやと

でもさ。
睡眠って、そんなに必要なの?
動物として考えると、寝てる間って何もできないじゃん。
昔だったら敵に襲われるかもしれないし。
進化の過程でなくなってもよさそうだけど。

ゆりか
ゆりか

それ睡眠研究でもよく出てくる面白い疑問なんだよ。
もし睡眠が「ただの無駄な時間」なら、
進化の中で短くなっていってもおかしくないのに
多くの動物が今でも眠っている。
つまり、それだけ重要な役割があると考えられているんだよね。

はやと
はやと

寝てる間に何してるの?

寝てる間には以下のようなことをしています。
・脳や身体の疲労回復
・記憶の整理や定着
・感情の調整
・免疫機能の維持
・ホルモンや代謝の調整
・心臓や血管を休ませる

ゆりか
ゆりか

「何もしていない時間」じゃなくて、
起きている時間を正常に動かすためのメンテナンス時間
と考えた方が近いかもしれないね。


② 日本人、そもそも寝なさすぎ問題


ゆりか
ゆりか

ちなみに厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、
成人について、
個人差はあるものの、
6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保する
ことが推奨されているよ。

はやと
はやと

6時間以上か。
じゃあ「4時間寝れば十分!」みたいなのは、
一般的にはおすすめされてないんだ。

ゆりか
ゆりか

そうだね。
もちろん必要な睡眠時間には個人差がある。
7時間必要な人もいれば、6時間くらいで十分な人もいる。
逆に8時間以上必要な人もいる。
だから、
「絶対に全員8時間寝なさい」
という話でもない。
ただ、
眠いのに無理やり削ることを推奨しているわけではない
というところが大事だね。

はやと
はやと

そう考えると、
「寝るのはもったいないから削ろう!」
っていう発想自体がちょっと危ないのか。


③ でも、本物のショートスリーパーっているんでしょ?


はやと
はやと

とはいえさ。
世の中には本当に3時間くらいしか寝ない人もいるんでしょ?

ゆりか
ゆりか

いると考えられているよ。
いわゆる
「ナチュラルショートスリーパー」
だね。

実際に、短時間の睡眠でも日中に強い眠気がなく、
問題なく生活している家系が研究されている。
2009年には、短時間睡眠の家系から「DEC2」という遺伝子に関係する変異が報告されて、
その後も短時間睡眠に関連する遺伝子の研究が行われているよ。

ゆりか
ゆりか

「生まれつき短い睡眠で大丈夫な人がいる」
ことと、
「普通の人も訓練すれば同じ体質になれる」
ことは、まったく別の話なんだよ


④ そこで最近話題になっている「堀大輔さん」


はやと
はやと

それで最近SNSでよく見るのが……
堀大輔さんだよね?

ゆりか
ゆりか

そう。
ショートスリーパーとして有名な人だね。
極端に短い睡眠時間で生活していると公言していて、
ショートスリーパーは才能ではなく、訓練によって目指せる
という考えを発信している。
ショートスリーパーを育成する活動も行っている人だね。

はやと
はやと

1日30分とかいう話も見るけど。
30分って……
聞いただけで眠くなってくるよ。

ゆりか
ゆりか

それだけ極端だからこそ注目されているんだと思う。
「本当にそんな生活が可能なの?」
って普通は思うよね。

最近では医師の高須幹弥さんとの対談などもあって、
「本当に30分しか寝ていないのか」
「健康上の問題はないのか」
「他の人も訓練すれば同じようになれるのか」
といった部分が改めて話題になっている。

はやと
はやと

確かに、
本当に30分で生活できるなら夢みたいな話だもんな。


⑤ 堀大輔さんができるかどうかと、「自分もできるか」は別問題


ゆりか
ゆりか

仮に、
堀さんが本当に毎日30分程度の睡眠で健康に暮らせているとしても、
それによって証明されるのは、
「堀さんはそれができる」
ということなんだよ。

そこから、
「だから誰でもできる」
まで行くには、もう一段階証明が必要になる。
一般的な人たちを対象にして、
睡眠を短くした後も、
・注意力
・判断力
・記憶力
・感情
・身体の健康
・心血管機能
などが長期間問題なく維持されているか。
そういった部分まで確認する必要がある。

はやと
はやと

本人が元気そうに見えるだけじゃダメなんだ。

ゆりか
ゆりか

睡眠研究では、
そこが結構重要なんだよ。


⑥ 「寝不足には慣れる」が一番怖いかもしれない


ゆりか
ゆりか

睡眠研究で有名な実験があるんだけどね。
健康な成人を、
8時間睡眠、
6時間睡眠、
4時間睡眠、
などのグループに分けて、約2週間調べた研究。

はやと
はやと

人体実験感あるな。

ゆりか
ゆりか

もちろん管理された研究だけどね。
その結果、睡眠時間が短いグループでは、
日が経つにつれて注意力などの認知能力が低下していった。
特に6時間以下の睡眠を続けた人たちは、
かなり大きなパフォーマンス低下が見られたんだ。

はやと
はやと

6時間でも?
意外と厳しいな。

ゆりか
ゆりか

もちろん個人差はあるけどね。
それ以上に興味深いのは、
本人が感じる眠気と、実際の能力低下が一致しなかった
こと。

はやと
はやと

何日か睡眠不足を続けると、
本人はだんだん
「これくらいの睡眠でも平気かも」
と感じるようになる。
ところがテストをすると、
認知能力は少しずつ悪くなっていたってことか!

ゆりか
ゆりか

「4時間睡眠に慣れました!」
と思っていても……単に、
「4時間睡眠でしんどい状態に慣れただけ」
という可能性もあるんだよね。


⑦睡眠を削りたくなる気持ちは、すごく分かる


はやと
はやと

でもなぁ。
やっぱり時間欲しいんだよね。
仕事終わった後って、
自由時間少なすぎるし。

ゆりか
ゆりか

それはすごく分かる。
だからショートスリーパーが注目されるんだと思う。
みんな、
「寝る時間まで削らないとやりたいことができない」
くらい忙しいんだよね。

はやと
はやと

言われてみると、
ショートスリーパーが流行ること自体、
現代人が時間に追われてる証拠なのかも。

ゆりか
ゆりか

そうかもしれないね。
でも本当は、
睡眠を削る前に、
スマホを眺める時間をちょっと減らす。
やらなくてもいいことを減らす。
毎日完璧に全部やろうとしない。
そういうところから考えてもいいんじゃないかな

はやと
はやと

うっ……。
スマホ……。
寝る前にX見始めて、
気づいたら1時間経ってることはある。

ゆりか
ゆりか

睡眠時間削る前に、そこ削ろっか笑


まとめ 普通の人は、ちゃんと寝ていい


今回ショートスリーパーについて調べてみました。
結論としては、
本当に短い睡眠時間で問題なく生活できる人は存在すると考えられています

その意味では、
「ショートスリーパーなんて全部嘘だ!」
と否定する必要はないと思います。

一方で、
短時間睡眠の人が存在することと、
誰でも訓練によって短時間睡眠で健康に生活できるようになることは別の話です。
睡眠不足については、
認知能力など、様々な面への影響が研究されています。
特に個人的に怖いと思ったのが、
本人が「睡眠不足に慣れた」と感じても、客観的な能力は低下している可能性がある
という点でした。

「俺は4時間睡眠でも全然平気!」
と思っていること自体が、
必ずしも大丈夫な証拠にはならないようです。

ただ、もし訓練で多少短くすることができるのでは?
とどうしても思う方は、
今話題になっている堀大輔さんや、ショートスリーパーの方の
動画を見て自分でできそうか判断してみるのをお勧めします。


今回調べる際に参考にした主な情報


・厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」
・Van Dongenらによる慢性的な睡眠制限と認知機能についての研究(Sleep, 2003)
・短時間睡眠の家系とDEC2/BHLHE41遺伝子に関する研究(Science, 2009)
・睡眠不足と感情に関する研究・メタ分析
・睡眠不足と共感、社会的交流、他者への援助行動に関する研究
・ショートスリーパー堀大輔氏、日本ショートスリーパー育成協会の公開情報
・高須幹弥氏らによるショートスリーパーをテーマにした対談・解説

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