■はじめに
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
悩みや不安は尽きないのですが、
最近特に感じているのは「何かやらなきゃ」というモヤモヤです。
今までもずっと感じていたことではありますが、
より一層強い気持ちになっています。
何か頑張らないと、という焦りを感じるたびに、
新しいことを始めてみて、
小さい経験はいくつか積んできました。
このブログを書き始めてみたり、資格の勉強をしてみたり。
それでも焦りはなくならず、そんなに頑張らなくても良いじゃん、
と考えて心の平穏がやってきたと思ったら、
何もやってないことへの罪悪感が襲ってくるの繰り返しです。
自分がやりたいことが定まっていなかったから、
何をやったら分からず時間が過ぎていって、
モヤモヤが膨らんでいきます。
でも最近自分がやりたいことのヒントが分かってきたので、
そのきっかけについて書いてみたいと思います。
きっかけになったのは、『尋常じゃない自己分析』をしたことです。
自己分析は就活の時にやるのが一般的になっていますし、
自己啓発本でもよくオススメされているので、
やったことある人も多いと思います。
そんなたくさん自己分析しても意味がない気がしていたのですが、
広く深く自己分析をすると、想像以上に見えてくるものがあります。
どのように役立つかを簡単にご紹介できたらと思います。
■尋常じゃない自己分析
今まで自分がやってきた自己分析は、
面接で使えそうな過去のエピソードを思い出したり、
自己分析シート見たいなものを自分で埋めてみたりするくらいでした。
しかし、あるとき読んでいた本に、大量の自己分析用の質問が載っていたのです。
その本とは、前田裕二さんが書かれている『メモの魔力』という本です。
ちょっと前に話題になっていた本で聞いたことはあったのですが、
特に自分には刺さらなさそうと思い込んでスルーしていました。
それでもYouTubeか何かで前田さんが面白い人だということを知って、
ちょうどKindle Unlimitedで見つけたので読んでみました。
メモの取り方が上手くなる本かと思って読み始めたら、全然違いました。
『メモの魔力』のメインテーマは自己分析というよりは、
自己成長や目標達成のために、自分のアイデアを生み出す・整理する、
ということなのですが、
やりたいことを見つけるための自己分析も一つのテーマになっています。
もちろんメモを取ることの大切さや、効果的なメモの取り方も書かれています。
ただ、自分が面白いと思ったのは、自分自身の整理をする術についてでした。
この本の巻末に1000問の質問が載っけられていて、
それに答えていくと、自分のことが見えてきます、と書かれているのですが、
1000問ってすごいですよね。。
前田さんは就活の時に「自己分析ノート」を30冊書いたそうです。
デジタル化やAIの発展により、人がやらなければいけないことは減っていき、
昔より個人にフォーカスが当たることが多くなることが予想されています。
ー夢中になれるもの、熱中できるものがある人はこれからの時代、とても強い。
そのためにも自分を知り、自分の望みを理解しておくことが大切なのです。ー
人材としての価値とか、意識高いことに聞こえるかもしれませんが、
自分らしく生き生き暮らすためにも、自分を知っておいた方が良いと思うのです。
この本に出てくる自己分析は、たくさんの質問にただなんとなく答えていくことではありません。
書き出した答えをさらに抽象化や具体化して、転用していくことが大事になります。
どういうことかと言うと、回答として出てきた内容をより具体化したり、
抽象化することで本質を見極めて、自分の要素を整理していきます。
■自己分析の流れ
実際の自己分析の流れを紹介していきます。
質問自体は『メモの魔力』に載っていないものでもよくて、
「自己分析 質問一覧」とかで調べればいくらでも出てきます。
例えば、「小学生の頃の夢は何でしたか?」という質問があったときに、
思いつく回答を考えられるだけ書き出し、
それを具体化、抽象化していきます。
自分の場合は、夢の一つが虫取り名人でした。
虫取り名人は珍しい昆虫を捕まえてコレクションすることでしたが、
お金を稼げるかどうかは一才考えていませんでした。
ここから抽象化すると、
★自分は昆虫や虫取りが好きだった、
★好きなものをコレクションすることに喜びを感じていた
★標本にしたいというよりは、生きたまま育てることが好きだった
ということです。
いつからか虫は苦手になっていましたが、
他の回答も見ていると、好きなものを育てるということは未だに
好きなままのようです。
こういった回答→具体化・抽象化を繰り返していくと、
他の質問への回答とつながってきたりするので、より自分が見えてきます。
「そういえばこれ好きだったな」とか、
「これやってみたかったんだよな」といったことも出てきて、
実際にこれからやりたいことの候補になっていきます。
この自己分析の流れをまとめると以下になります。
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<自己分析の流れ>
- 質問に対しての回答を書く
- それを具体化する
- 5W1Hを使って抽象化する
- 自分の行動に移せるように転用する
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大事なポイントは、自分の感情が何に対して動くのかということです。
抽象化していくと自分の要素とも言えるものがたくさん出てくるので、
どのようなことで強い感情を抱くのか、心揺さぶられるのか、が分かってきます。
それも一つだけではなく、たくさん出てくるかもしれません。
それが自分がやりたいことや、なりたい状況を見つけるヒントになります。
この作業は思っていたよりも大変です。
一つの質問に対して、いくつも回答が出てくるのに、
一つずつ抽象化して、自分のやりたいことにつながるか考えていく必要があります。
■最後に
前田さんの本の紹介みたいになってしまったかもしれません笑
あくまでやりたいことを見つけるのに、私がどのように『メモの魔力』の本を使ったかを
書いただけなので、前田さんの本意とは異なる部分もあると思いますので、
興味がある方は本を読んでみてください。
私は自己分析をしていった結果、
・最愛のパートナーと出会って、一緒に幸せに過ごしたい
・一緒にいたら心から楽しい絶対的な仲間と過ごしたい
・自分が作ったり、育てたものを褒められたい
といった欲求が強いみたいです。
これらは抽象化を最大にしているので、具体的に何をやっていくかは分かりづらいですが、
自己分析が進めば進むほど、具体的なやりたいことも出てきていますし、
ブラッシュアップされていっています。
質問への回答はまだ20くらいなので、引き続き進めていき、
具体的な目標ややっていくことは、少しずつ紹介していけたらと思います。
「何かやらなきゃ」と思っているけど、
何をやりたいのか分からなくてモヤモヤしている方は、
全力で自己分析をしてみてはいかがでしょうか。
ノートに自分の本心を書いていく作業は、けっこう気持ちが良いのでおすすめです。
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