新しい季節が近づいてきて、新生活に突入する人も多いのではないでしょうか。
変化は常に大きなストレスが伴います。
今まで通りの生活が続いていく人も、しんどい思いをしている人もいると思います。
私も特に環境が変わったわけでもないのに、
鬱々とした気持ちを抱えたままです。
嫌な思いを消すために負の感情を抑制しようとすると、
ポジティブな感情も抑制されてしまったりするんですよね。
なんか最近以前楽しかった事を楽しめなくなっている気がします。。
そんな中で前回、生きる意味について書いてみました。
もちろん絶対的な解答はありませんし、色んな意見がありました。
ただ、友達から話を聞いた中で多かったのは
「幸せになるため」、「大切な人を幸せにするため」という事です。
長くて短い人生を生きていくうえで、幸せであることは
誰にとっても大事になってきます。
http://uzuzbaster.com/2023/03/18/%e7%94%9f%e3%81%8d%e3%82%8b%e6%84%8f%e5%91%b3%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%82%e3%82%8b%e3%81%ae%ef%bc%9f/
人それぞれ楽しい瞬間は違いますが、
幸せを感じる仕組みは人類で共通していて、
幸せを感じる時に分泌されるホルモン(幸せホルモン)があります。
今回は有名な幸せホルモン3つを見ていきます。
幸せホルモンを知り、より幸せになれるように生活することで、
ストレス耐性を強くし、人生を豊かにしていきたいです。
■オキシトシン
一番有名なのはオキシトシンかもしれません。
愛情ホルモンとも呼ばれていますが、心に安らぎを与え、気持ちを前向きにしてくれます。
愛情や触れ合いの中で生み出されるもので、
出産や子育ての際に多く分泌されるそうです。
仲の良い人と離れてしまったタイミングなどで、孤独を感じるときがあったりしますが、
そうしたタイミング以外でも、
自分なんかはどこか寂しさや不安を抱えて生きています。
そんな時はオキシトシンが足りていない可能性があります。
オキシトシンが分泌されることで、安らぎや安心感を感じることができ、ストレス緩和につながります。
また、学習意欲が上がったり、身体の機能向上にも影響があるとも言われているので、
精神的なことだけでなく、人として成長する上で大事なホルモンであることがわかります。
どんな時に多く分泌されるかというと、
・家族、友人などと会話したり、スキンシップをとる
・親切な行動を取ったり、人から褒められる
・ペットと接したり、動物の動画を見る
・肌触りが良いものにふれる
・たくさん笑う
などがあります。
春先は出会いと別れの季節なので、オキシトシンが足りている余裕のある状態で、
人と接していきたいですね。
■セロトニン
続いてオキシトシンと同じく、幸せホルモンと言われるセロトニンは、
精神を安定させる働きを持っています。
メンタルを安定させるためには正しい生活習慣で過ごす必要がある、と
よく言われますが、正しい生活習慣がセロトニンが多く分泌される条件である
からという理由もあります。
また、セロトニンは脳と腸から分泌され、精神状態を安定させるだけでなく、
腸内環境を整える役割があります。
これはあくまで効能の一例で、健康でいるためにセロトニンは大きな役割を果たしています。
そのため、生活リズムが乱れてしまうと、セロトニンの分泌が減り、
メンタルが落ちていったり、健康状態が損なわれてしまったりします。
どうしても忙しい時には生活習慣は二の次になってしまいがちですが、
辛いときは特に意識して健康的な生活を心がける必要がありますね。
それができないから、どんどん辛くなっていきますし、
辛さが増してくると、余計に生活が乱れていくので、難しいところではあります。。
セロトニンに関して、分泌されやすくする食べ物があります。
分泌されるときの材料になるトリプトファンや、分泌を助けるビタミンB6を含む食材は以下です。
・豆腐や納豆などの大豆製品
・乳製品
その他にも豆類や卵、豚肉なども有効です。
精神的に辛いときは食事も間に合わせになってしまったりしますが、
少しだけでもセロトニンを意識した食材をとると、メンタルを向上させることにつながります。
■ドーパミン
ドーパミンは神経伝達物質の1つで、やる気や幸福感をもたらしてくれます。
ポジティブな気持ちにするなど心の機能に影響があるので、
落ち込んでいる時などは直接的に影響があったりしますし、
やる気を出させてくれるのでより継続して物事に取り組めたりもします。
また、他にも学習能力や記憶力にも影響を与え、
人格形成においても重要と言われています。
なんだかやる気が出ないなあ、と感じたり、
気分が渋みっぱなしの状態の場合は、ドーパミンを増やす事を意識すると良いです。
そして、意欲的に学習していくことで人として成長して、
より良い人格も作られていけたら良いですよね。
増やし方としては以下のようなものがあります。
・小さな目標を一つずつ達成していく
・音楽をきく
・ドーパミン生成に必要な栄養をとる(タンパク質、ビタミンB、ビタミンC)
などがあります。
一方でドーパミンには悪い側面もあります。
快楽物質とも言われる所以ですが、依存性があるため、
例えばギャンブルなどは大量のドーパミンが分泌されてしまい、大きな快楽を求め続けてしまいます。
また、上で出てきた精神を安定させるセロトニンはドーパミンを抑える効果もあるのですが、
アルコールを摂取すると、セロトニンを抑制するため、
結果的にドーパミンの濃度が高くなり、依存しやすいということもあります。
何事もバランス良くと言いますが、ドーパミンはないと困りますが、
しっかりセロトニンが足りていて、精神が安定し健康な状態で、分泌されないと
あまり良くないということが分かります。
■まとめ
今回は有名な幸せホルモン3つを紹介しました。
簡単にまとめると、愛情や信頼のオキシトシン、健康や精神安定のセロトニン、
元気や快楽のドーパミンといったところでしょうか。
どれが欠けても良くないので、今の自分に欠けてるものがないか考える良い機会になりました。
一人暮らしだとオキシトシンが欠けがちですし、
生活習慣が乱れているとセロトニンも不足してしまいます。
その状態で手軽に手に入れられるドーパミンばかり追い求めてしまうと、
ひと時の快楽しか手に入れられず、精神状態が不安定になってしまいそうです。
規則正しい生活がメンタルにも良いとよく聞きますが、
セロトニンが大切になるからなんですね。
そうと分かっていても辛い時には沈んでしまったり、
食事や睡眠が疎かになってしまうことがあると思います。
そうしたときは、まずは自分が今幸せホルモンが出にくい状態である事を自覚し、
少しだけでも元気があるときには栄養のある食事をとり、
睡眠も十分にとった上で、仲の良い人と接する時間ができるようにしていく必要があると思います。
個人的には沈んでいる時に、人と会うのはハードルが高かったりします。
そのため、まずはセロトニンを元に精神的に少し元気になった状態で、
人と接してオキシトシンを分泌できたらと思います。
ただ、物質の特性的にはオキシトシンが先で、セロトニンの分泌を促すそうなので、
先に人と触れ合った方が良いかもしれません。
精神状態の波が激しい自分は、元気な時はこのブログを書いたり、
人と楽しく会うことができています。
仲の良い友達からするとメンタルが強い人だと思われてたりして、驚いたりしています。
ただ、沈むときは一人でとことん沈みます。
スマホを全然見れないこともありますし、見たとしてもラインを返せないことも多いです。
そんな私ですが、幸せホルモンを意識することで、
元気でいれる時間を長くしていけたら、人生の中で楽しい時間が増やしていきたいと思います。
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